2017.10.3社外研修【精神疾患・障害の基礎的理解<社会福祉法人 名古屋市社会福祉協議会 社会福祉研修センター>】
◆精神障害の症状・行動の理解~統合失調症の理解を中心に
遺伝だけだはなく、環境だけでもない!!
理解しておきたい4つの症状(苦痛)
・陽性症状:幻覚や妄想⇔薬で対処できる。
・陰性症状:感情の鈍麻や意欲の低下。前頭葉のダメージ⇔本人にとって一番つらい。
・認知障害:注意の集中ができないとか、記憶力が乏しくなる。生活の面で表れてくる。
・うつ状態:抑うつ、希望を失う。⇔周期的に何度もやってくる。
再発を繰り返すうちにストレスに弱くなり、大きな失敗をすると立ち直るのが大変である。
◆統合失調症のある人の長所
・気持ちがやさしく、まじめで嘘がつけない
・率直で従順。礼儀正しく、几帳面である。
・プライドを大切にする。
・義理硬く律儀である。
・覚えた仕事は黙々とやる。
・記憶力は比較的高い。
◆かかわり上でのコツ
・相手の目を見過ぎない。
・あいづちを打ちすぎない、共感しすぎない、聞きすぎない。
・アドバイスは慎重に(アドバイスを求めていないことが多いため、 解釈がすれ違うことが多い。)
・後だしジャンケン方(間が持てる。相手の言ったあとに言う)
人それぞれの性格や、病気や環境の違いで対応の仕方が変わってきます。その中でも、どのように関わっていくべきかをHARUのスタッフで話し合いました。
・援助を受ける方も馴染むのに時間がかかるので、関係づくりは時間をかけて、あせらないこが大切。
・プライバシーの配慮はしっかりと。
・怠けているように見えるその奥には、何か理由や背景があるかも。
・本人の様子をよく見て、柔軟に対応する。
上記のポイントは全ての利用者様に当てはまります。病気の理解をすることももちろん大切ですが病名ではなく、(その人)の理解をしていくように努めていきます。