2018.3.16社内研修【介助に伴う腰痛・転倒】
介護労働者の主な労働災害としては、介助に伴う「腰痛」や「転倒」があげられます。
基本的な対策として、
①介助作業では、原則として、人力での抱え上げは行わないこととし、まずは、利用者様の残存機能を活かすことを考えます。残存機能の不足部分については、福祉用具を積極的に使用します。
②介助作業時には、「前屈み」「中腰」「ひねり」などの体に負担となる不自然な姿勢を取らないようにします。具体的に、不自然な姿勢を取らないようにするには、(1)体を利用者様に近づけて作業する。(2)低いところでの作業は膝をつく(3)正面を向いて作業する(4)ベットの高さを調節するなどの対策が必要です。なお、どうしても不自然な姿勢をとらざるを得ない場合には、できるだけその回数や時間を短くするようにします。
介助中に怪我をしてしまうことは、自分だけではなく、利用者様にも怪我をさせてしまうことに繋がります。
介助者によって、介助の仕方が変り、気づかぬうちに自己流になってしまい、利用者様を危険にさらしていることもあります。
基本的な姿勢をしっかり身につけることが大切です。